Microsoft Wordのルビ機能で、漢字にふりがなを入れる

目次
Microsoft Wordのルビ機能
Microsoft Wordのルビ機能とは?
Microsoft Wordのルビ機能とは、漢字にふりがなを振る事が出来る機能になります。
ですから、読みが分かりにくいような難しい漢字を使う場面で役に立ちます。
特にルビ機能が役に立つのは、人名に対してです。
と言うのも、文章中の難しい漢字は平仮名で書けば良いですが、人の名前だとそうは行きません。
そんな時、Microsoft Wordのルビ機能を利用すれば、読み手に親切な文書を作成する事が出来ます。
余談ですが、ルビは宝石のルビーが語源になっています。
と言うのも、イギリスの出版業界では活字のサイズに宝石の名前を割り当てていて、それが元となっているのです。
Microsoft Wordのルビ機能を実際に使ってみる
それでは実際に、Microsoft Wordのルビ機能を使ってみましょう。
記事と同じ文章を使って練習を行いたい方へ向けて、例題を用意しています。
例題を利用したい方は、例題のボタンをクリックして下さい。
続けて、Microsoft Wordのホームタブのクリップボードグループ内にある貼り付けボタンをクリックして下さい。
そうしたら、ルビ機能を使いたい漢字を選択して下さい。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にあるルビボタンをクリックして下さい。
すると、ルビダイアログボックスが表示されます。
そして、自動的に対象文字列内に単語が割り当てられ、それぞれにルビが適用されます。
それぞれに割り当てられているルビが正確である事を確認し、OKをクリックして下さい。
すると、選択した漢字にふりがなが振られます。
Microsoft Wordのルビ機能を応用する
漢字に割り当てられるルビを調整する方法
ご紹介しているMicrosoft Wordのルビ機能ですが、微調整をする事が出来ます。
先ほどルビを振った漢字を、再び選択し直して下さい。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にあるルビボタンをクリックして下さい。
すると、ルビダイアログボックスが表示されます。
このルビダイアログボックスの中に、配置、オフセット、フォント、サイズの項目があると思います。
これらの設定を変える事で、ルビの見せ方を調整する事が出来ます。
- 配置
- 中央揃え、均等割り付け1、均等割り付け2、左揃え、右揃えの中から、ルビの配置の仕方を選ぶ事が出来る。
- オフセット
- ルビと漢字との間のスペースを変更する事が出来る。
- フォント
- ルビに割り当てられる文字の書式を、自由に変更する事が出来る。
- サイズ
- ルビのフォント サイズを変更する事が出来る。
それぞれを変更する事で、ルビの見た目を変える事が出来ます。
色々試してみて、読み手にとって読みやすい設定を選びましょう。
それでは実際に、ルビダイアログボックスの各設定を変更してみましょう。
配置は左揃え、オフセットは1px、フォントは游ゴシック体、サイズは4ptに変更してみて下さい。
そして、OKをクリックし、ルビダイアログボックスを閉じます。
すると、漢字に割り振られていたルビが変更されます。
漢字に割り当てられるルビの振り方を変更する方法
前述した4つの設定意外にも、ルビの見え方を変更する事が出来る設定があります。
それは、文字列全体と文字単位になります。
この文字列全体と文字単位の違いについて、実際に作業を行いながら確認してみましょう。
まずは、ルビを割り振っている漢字を、再選択して下さい。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にあるルビボタンをクリックして下さい。
すると、ルビダイアログボックスが表示されます。
そうしたら、文字列全体をクリックして下さい。
すると、選択している文字列全てが一括りに変わります。
そして、ルビの配置のされ方も、文字列全体の中での左揃えに変わります。
今度は、文字単位をクリックしてみて下さい。
すると、今度はルビが1文字1文字に対して配置されます。
OKをクリックし、ルビダイアログボックスを閉じて下さい。
すると、漢字に適用されているルビの配置方法が変わります。
このように、ルビダイアログボックスの設定を変更する事で、ルビの配置の仕方を細かく指定する事が可能です。
ぜひ、色々試してみて下さい。
文書内の同じ漢字に同じルビを適用する方法
ルビ機能を利用する便利な点の1つとして、同じ漢字に同じ設定のルビを一括で適用する事が出来る点が挙げられます。
一体どう言う事なのか、実際にこの機能を利用してみましょう。
まずは、文書内で複数回使用されている漢字を選択して下さい。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にあるルビボタンをクリックして下さい。
すると、ルビダイアログボックスが表示されます。
ルビの項目内に書かれているふりがなが合っているかを確認し、間違っていれば訂正をして下さい。
そうしたら、すべて適用をクリックして下さい。
すると、ルビの変更確認ダイアログボックスが表示されます。
その中にある、すべて変更をクリックして下さい。
すると、文書の検索が完了しました。○個の項目を変更しました。の文字が書かれたダイアログボックスが表示されます。
OKをクリックして下さい。
文書内を確認すると、選択した漢字と同じ漢字全てに、同じ設定のルビが適用されています。
この機能を利用する事で、いちいち1つ1つに同じルビを設定する手間がなくなります。
ですから、文書のページ数が多ければ多い程に重宝する機能と言えます。
また、作業の効率化だけではなく、漢字の見落としや設定ミスを避ける事にも繋がります。
ですので、ぜひ活用して頂きたい機能の1つになります。
漢字に振られたルビを解除する方法
ルビ機能を使って一度設定したルビは、解除する事も可能です。
まず、ルビを設定した漢字を選択して下さい。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にあるルビボタンをクリックして下さい。
すると、ルビダイアログボックスが表示されます。
ルビダイアログボックス内にあるルビの解除をクリックして下さい。
すると、ルビ欄が空欄に変わります。
続けて、OKをクリックして下さい。
すると、漢字に割り当てられていたルビが解除されます。
文書内の同じ漢字のルビを一括で解除する方法
ちなみに、文書内に複数ある漢字に振られているルビを、一括で解除する事も可能です。
まずは、文書内で複数回利用されている漢字を選択して下さい。
そうしたら、ホームタブのフォントグループ内にあるルビボタンをクリックして下さい。
すると、ルビダイアログボックスが表示されます。
ルビダイアログボックス内にあるすべて解除をクリックして下さい。
すると、ルビの変更確認ダイアログボックスが表示されます。
その中にある、すべて変更をクリックして下さい。
すると、文書の検索が完了しました。○個の項目を解除しました。の文字が書かれたダイアログボックスが表示されます。
OKをクリックして下さい。
すると、文書内で使われている同じ漢字全てのルビが解除されます。
この方法を利用すれば、文書内のルビを効率良く解除する事が出来ます。
前述したすべて適用と併せて、上手に利用してみて下さい。