Microsoft Wordのアウトライン レベル機能の役割と活用方法

Microsoft Wordのアウトライン レベル機能
Microsoft Wordのアウトライン レベル機能とは?
Microsoft Wordのアウトライン レベル機能とは、段落に対してアウトラインのレベルを定める事が出来る機能になります。
初期状態での段落は本文として認識されていますが、レベル 1からレベル 9までの範囲で重要度を割り当てる事が出来ます。
ちなみに、数字が低いものほど、アウトライン レベルは高くなります。
逆に、数字が高くなるほど、アウトライン レベルは低くなります。
そして、段落に対してアウトライン レベルを割り当てる事で、一定のレベル以下の段落を一時的に非表示にする事が出来るようになります。
また、段落にアウトライン レベルを割り当てる事で、段落を自由に並び替えたり、お目当ての段落に素早く移動したり出来るようになります。
更に、各段落に適用したアウトライン レベルを元にして、目次を作成する事も出来ます。
このように、段落に対してアウトライン レベルを適用する事で、色々な事が出来るようになります。
今までアウトライン レベルを利用してなかった方は、是非活用してみて下さい。
段落にアウトライン レベルを適用する
それでは実際に、段落に対してアウトライン レベルを適用させてみましょう。
記事と同じ文章を使って練習を行いたい方へ向けて、例題を用意しています。
例題を利用したい方は、例題のボタンをクリックして下さい。
続けて、Microsoft Wordのホームタブのクリップボードグループ内にある貼り付けボタンをクリックして下さい。
そうしたら、まずは各段落に対してアウトライン レベルを適用して行きましょう。
一番最初の段落であるパソコンを直すには?を選択して下さい。
続いて、ホームタブの段落グループ内にあるダイアログボックスランチャーをクリックして下さい。
すると、段落ダイアログボックスが表示されます。
インデントと行間隔タブの全般項目内にあるアウトライン レベルのドロップダウンリストボックスをクリックして下さい。
すると、アウトライン レベルがレベル 1からレベル 9まで表示されます。
この中から、レベル 1を選んで下さい。
OKをクリックし、段落ダイアログボックスを閉じます。
同様の手順で、突然の故障の段落に対してもレベル 1のアウトラインレベルを適用させて下さい。
そうしたら、不幸中の幸い、パソコンを購入した店へ、データを復元する為の料金、嫌な予感のよぎる瞬間、私の仕事場のパソコン、試行錯誤対応してみるの各段落に対しては、レベル 2のアウトラインレベルを適用させて下さい。
この時の手順は、レベル 1のアウトライン レベルを適用させる際と同じです。
この作業で、文書内にアウトラインレベルのレベル 1とレベル 2が適用されました。
1段落目のパソコンを直すには?の段落の頭にマウスポインタを移動してみて下さい。
すると、段落の左側に三角形が表示されます。
その三角形をクリックして下さい。
そうすると、そのアウトライン レベルより低いレベルの段落は非表示になります。
再び、段落左側の三角形をクリックして下さい。
すると、非表示になっていた下位レベルの段落が再表示されます。
同様に、2段落目の不幸中の幸い横の三角形をクリックしてみて下さい。
すると、今度は本文部分の段落が非表示になりました。
このように、段落にアウトライン レベルを適用する事で、そのアウトライン レベルの下位レベルのアウトラインと本文を非表示にする事が出来ます。
Microsoft Wordのアウトライン レベル機能を応用する
ナビゲーション ウィンドウ機能を使って、素早く任意のアウトラインへ移動する
今度は、ナビゲーション ウィンドウ機能とアウトライン レベル機能を組み合わせる方法についてご紹介します。
表示タブの表示グループ内にあるナビゲーション ウィンドウを開くのチェックボックスにチェックを入れて下さい。
すると、画面左側にナビゲーション ウィンドウが表示されます。
そして、あなたがアウトライン レベルを適用した段落が表示されます。
この中にある私の仕事場のパソコン段落をクリックして下さい。
すると、文書内の私の仕事場のパソコンの段落へ移動する事が出来ます。
ナビゲーション ウィンドウ機能を使って、アウトラインを入れ換える
今度は、ナビゲーション ウィンドウ機能を使って、アウトラインレベルを適用した段落の順番を入れ換える方法についてご紹介します。
まずは、嫌な予感のよぎる瞬間の段落と私の仕事場のパソコンの段落の順番を入れ換えてみましょう。
ナビゲーション ウィンドウ内の私の仕事場のパソコン段落を上にドラッグし、嫌な予感のよぎる瞬間の段落の前へ移動させて下さい。
すると、ドラッグしたアウトライン レベル 2の私の仕事場のパソコンの段落だけではなく、一緒に本文の段落も移動します。
今度は、アウトライン レベル1の突然の故障の段落を一番上にドラッグして下さい。
そうすると、アウトライン レベル 2の段落や本文の段落も一緒に移動します。
ナビゲーション ウィンドウ内の閉じるをクリックし、ナビゲーション ウィンドウを閉じて下さい。
アウトライン表示機能を使って、一定のレベル以下のアウトラインを非表示にする
今度は、アウトライン レベル機能とアウトライン表示機能を組み合わせた活用方法についてご紹介します。
表示タブの表示グループ内にあるアウトライン表示をクリックして下さい。
すると、文書がアウトライン表示に変わります。
続いて、アウトラインタブのアウトライン ツールグループ内にあるレベルの表示のドロップダウンリストボックスをクリックして下さい。
そうしたら、レベル 1からレベル 9までのアウトライン レベルと、すべてのレベルが表示されます。
この中から、レベル 2を選択して下さい。
すると、レベル 1とレベル 2の段落を残し、レベル 3以下のレベルの段落と本文の段落は非表示になります。
アウトラインタブのアウトライン ツールグループ内にあるレベルの表示のドロップダウンリストボックスをクリックし、すべてのレベルを選択して下さい。
そうすると、非表示になっていた本文が再表示されます。
アウトライン表示機能を使って、段落のアウトライン レベルを変更する
続いて、段落に適用されているアウトライン レベルを変更してみましょう。
アウトライン レベル 2の嫌な予感のよぎる瞬間の段落を選択して下さい。
そうしたら、アウトラインタブのアウトライン ツールグループ内にあるレベル上げをクリックして下さい。
すると、選択していた嫌な予感のよぎる瞬間の段落のアウトライン レベルがレベル 2からレベル 1に上がります。
今度は、アウトラインタブのアウトライン ツールグループ内にあるレベル下げをクリックして下さい。
そうすると、選択していた嫌な予感のよぎる瞬間の段落のアウトライン レベルがレベル 1からレベル 2に引き下げられます。
そうしたら、アウトラインタブの閉じるグループ内にあるアウトライン表示を閉じるボタンをクリックして下さい。
すると、文書が印刷レイアウトに戻ります。
段落に適用されているアウトライン レベルを元に目次を作成する
今度は、段落に適用されているアウトライン レベルを元に目次を作成する方法についてご紹介します。
まずは、文書内で目次を挿入したい部分を選択しましょう。
文頭に目次を挿入したいので、まずは文頭へ移動しましょう。
キーボードのCtrlキーを入力しながら、Homeキーを入力して下さい。
すると、文書の冒頭に移動出来ます。
続いて、参考資料タブの目次グループ内にある目次ボタンをクリックして下さい。
そうすると、目次に関するメニューが表示されます。
その中から、ユーザー設定の目次を選択して下さい。
すると、目次ダイアログボックスが表示されます。
そのままOKをクリックし、目次ダイアログボックスを閉じます。
目次ダイアログボックスを閉じると、文頭に目次が挿入されます。