Microsoft Wordの文字幅と間隔の位置機能で、文字の上下の配置を調整

目次
Microsoft Wordの文字幅と間隔の位置機能
Microsoft Wordの文字幅と間隔の位置機能とは?
Microsoft Wordの文字幅と間隔の機能の1つに、位置機能があります。
この機能は何かと言うと、文字を配置する際の上下の位置を変更出来る機能になります。
文字幅と間隔の位置機能を利用する主な用途としては、22やH2Oのような上付き機能や下付き機能を適用している部分の上下の位置を微調整する際などに使います。
この文字幅と間隔の位置機能を利用する際には、注意点があります。
それは、文字の上下の位置を変更すると、行全体の間隔が広がってしまうと言う点です。
ですから、数行に渡る文章内で文字幅と間隔の位置機能を利用すると、文字幅と間隔の位置機能を利用した行だけ行の高さが不自然に広がってしまいます。
一応、段落ダイアログボックスの間隔項目の行間を固定値に変更する事で、行の高さを統一する事は可能です。
ですが、文字の上下の位置が行の間隔からはみ出てしまうと、文字のはみ出てしまった部分は隠れてしまいます。
ですので、文字幅と間隔の位置機能を利用する際には、そう言う点に注意が必要となります。
Microsoft Wordの文字幅と間隔の位置機能を実際に使ってみる
それでは実際に、Microsoft Wordの文字幅と間隔の位置機能を使ってみましょう。
記事と同じ文章を使って練習を行いたい方へ向けて、例題を用意しています。
例題を利用したい方は、例題のボタンをクリックして下さい。
続けて、Microsoft Wordのホームタブのクリップボードグループ内にある貼り付けボタンをクリックして下さい。
そして、必要に応じて改行などを加えておいて下さい。
それではまず、文字幅と間隔の位置機能を適用したい部分を選択しましょう。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にあるダイアログボックスランチャーをクリックして下さい。
すると、フォントダイアログボックスが表示されます。
文字幅と間隔の位置機能は、詳細設定タブの中にあります。
文字幅と間隔の項目内に、位置機能があります。
そして、間隔(Y)のスピンボタンを操作する事で、文字の上下の配置を変更する事が出来ます。
間隔(Y)のスピンボタンを操作し、任意の数値を設定して下さい。
スピンボタンの上ボタンを押すと位置は上げるに、スピンボタンの下ボタンを押すと位置は下げるに自動的に切り替わります。
OKをクリックし、フォントダイアログボックスを閉じます。
すると、選択している部分の上下の配置が変更されます。
Microsoft Wordの文字幅と間隔の位置機能を応用する
文字に適用された文字幅と間隔の位置機能を解除する方法
続いて、文字幅と間隔の位置機能が適用されている部分の文字幅と間隔の位置機能を解除する方法についてご紹介します。
ホームタブのフォントグループ内にあるダイアログボックスランチャーをクリックして下さい。
すると、フォントダイアログボックスが表示されます。
詳細設定タブの文字幅と間隔項目内にある、位置のドロップダウンリストボックスをクリックして下さい。
すると、標準、上げる、下げるのリストが一覧表示されます。
この中から、標準を選択し、OKをクリックして下さい。
すると、選択している部分の上下の配置が元に戻ります。
上付き文字の配置の調整に文字幅と間隔の位置機能を利用する
冒頭でもご紹介しましたが、文字幅と間隔の位置機能は上付きや下付きで配置した文字の微調整で利用するケースが考えられます。
そこで、実際に文字を上付きで配置し、その上付き文字の微調整を文字幅と間隔の位置機能を使って行ってみましょう。
文書内の上付き文字にしたい部分を選択して下さい。
続いて、ホームタブのフォントグループ内にある上付きボタンをクリックして下さい。
すると、選択している部分が上付き文字に変更されます。
続いて、上付き文字の上下の位置を変更してみましょう。
ホームタブのフォントグループ内にあるダイアログボックスランチャーをクリックして下さい。
すると、フォントダイアログボックスが表示されます。
詳細設定タブの文字幅と間隔項目内にある間隔(Y)のスピンボタンをクリックし、任意の数値に変更して下さい。
OKをクリックし、フォントダイアログボックスを閉じます。
すると、選択している上付き文字の配置が変更されます。