サンスベリアをジェルポリマーへ植え替えて、涼しげで美しく彩る

目次
ジェルポリマーと観葉植物の組み合わせ
観葉植物はジェルポリマーへと植え替える事が出来る!?


私でも、うちにある観葉植物をジェルポリマーへと植え替える事は出来るのかしら?

ただ、後に植え替えた観葉植物が枯れちゃったんだよね…。
100円ショップに行くと、ジェルポリマーが売られています。
見た目にも非常に美しい、キラキラとしたボール上のジェルポリマー。
これを、観葉植物の土代わりにして利用する事が出来ると言うのですから、驚きです。
観葉植物をジェルポリマーに植え替えると、見た目にも涼しげな彩りへと変化します。
あー、自分もやってみたいなぁ。
どうやれば、観葉植物をジェルポリマーに植え替える事が出来るのだろう?
私自身、そう言う疑問と興味からスタートしました。
ただ、インターネットで調べていると、観葉植物をジェルポリマーへと植え替える事で枯らしてしまうと言う方もいるようです。
そう言う悲しい結果にならないよう、しっかりとポイントを押さえた上で観葉植物の植え替えは行いたいものです。
と言う事で、私自身が学んだ事を元にして、鉢植えのサンスベリアをジェルポリマーへと植え替えてみました。
この情報をあなたにも共有しますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
- 100円ショップに行くと、ジェルポリマーが売られている。
- ジェルポリマーを観葉植物の土代わりにして利用する事が出来る。
- 観葉植物をジェルポリマーへと植え替える事で枯らしてしまうと言う方もいる。
ジェルポリマーはハイドロカルチャーの一種
冒頭でご紹介したように、観葉植物はジェルポリマーへ植え替える事が出来ます。
そんな観葉植物をジェルポリマーへ植え替えて育てる方法ですが、ハイドロカルチャーの一種として知られています。
ただ、観葉植物は水を与え過ぎる事で根腐れを起こしてしまうケースが多いほど、水の管理が難しい植物です。
それに対して、ハイドロカルチャーは与えた水を全て使い切る育て方をしますので、そこが難しいポイントだったりします。
また、ハイドロカルチャーを行う上で注意が必要なのは、根腐れだけではありません。
鉢の中に水アカが発生したり、カビが生えて来たり、水が腐る事で異臭がしたりと言ったトラブルもあります。
それでも、わざわざハイドロカルチャーを利用する方が多いのには、いくつか理由があります。
- 土を家の中に持ち込まないので、台所など衛生面が気になる場所でも安心出来る。
- 無菌の材質を土の代わりに利用するので、虫などが湧きにくい。
- ジェルポリマーやカラーゼオライトなどの色鮮やかな材質を土の代わりに利用出来るので、おしゃれ感が増す。
- 水抜き穴のある容器は利用しないので、身の回りの様々な容器を利用する事が出来る。
- 透明の容器を利用する事で、与える水の量や残っている水の量が確認出来る。
- 水抜き穴がないので、水やりの回数を減らす事が出来る。
このメリットとデメリットを考慮しつつ、ハイドロカルチャーに興味のある方はジェルポリマーへの植え替えにチャレンジしてみましょう。
- 観葉植物をジェルポリマーへ植え替えて育てる方法は、ハイドロカルチャーの一種として知られている。
- 観葉植物は水を与え過ぎる事で根腐れを起こしてしまうケースが多いほど、水の管理が難しい植物。
- ハイドロカルチャーは与えた水を全て使い切る育て方をするので、そこが難しいポイント。
- ハイドロカルチャーを行う際には、鉢の中に水アカが発生したり、カビが生えて来たり、水が腐る事で異臭がしたりと言ったトラブルもある。
- ハイドロカルチャーを利用する事で、虫の発生を抑えるなどと言った衛生面でのメリットがある。
- ハイドロカルチャーはジェルポリマーやカラーゼオライトなどの色鮮やかな材質を土の代わりに利用出来るので、おしゃれ感が増す。
- ハイドロカルチャーは水抜き穴のない容器を利用するので、水やりの回数を減らす事が出来る。

観葉植物をジェルポリマーに植え替える上で、必要となる材料
土の代わりとなるジェルポリマー
今回土の代わりに利用するジェルポリマーですが、見た目がカラフルで美しいゲル状培養土の事を指します。
ジェルポリマーは沢山の水を含んでいますので、観葉植物に必要な水を蓄える役割を持っています。
そんなジェルポリマーを土として代用する事で、観葉植物の根押さえになります。
また、ジェルポリマーとジェルポリマーの間は空洞になっていますので、根っこに対する通気性も良いです。
ちなみに、100円ショップで売っているジェルポリマーの場合、水だけではなく栄養素も含まれています。
ですから、約6ヵ月間は液体肥料を加えなくても、そのまま土の役割を担ってくれます。
ちなみに、ジェルポリマー内の水分が蒸発すると、徐々にジェルポリマーは小さくなります。
そうしたら、水を注ぐ事でジェルポリマーが再び膨らむようになります。
そう、ジェルポリマーは繰り返し使えるのです。
ただし、ジェルポリマーに含まれている栄養素は徐々になくなって行きますので、約6ヵ月後には液体肥料を加える必要が出て来ます。
- 土の代わりに利用出来るジェルポリマーは、見た目がカラフルで美しいゲル状培養土の事を指す。
- ジェルポリマーは沢山の水を含んでいて、観葉植物に必要な水を蓄える役割を持っている。
- ジェルポリマーを土として代用する事で、観葉植物の根押さえになる。
- ジェルポリマーとジェルポリマーの間は空洞になっているので、根っこに対する通気性も良くなる。
- ジェルポリマーは繰り返し使えるものの、中の栄養素はなくなるので液体肥料が必要となる。
植木鉢の代わりとなる容器
観葉植物とジェルポリマーを入れる容器は、植え込みたい観葉植物のサイズに合わせて選ぶ事がポイントです。
また、風で観葉植物が倒されないように、ある程度重量や安定感のある容器を選ぶ事もポイントの1つと言えるでしょう。
そして、せっかく色合いの綺麗なジェルポリマーを利用する訳ですから、容器は透明のものを選びたいものです。
もし色付きの容器を選んでしまうと、観葉植物へ水をやる際に水の量の調節が出来なくなってしまいます。
また、ジェルポリマーを使って観葉植物を育てる際には、底に溜まる水を捨てません。
ですから、底に穴の開いている容器は使いません。
- 観葉植物とジェルポリマーを入れる容器は、植え込みたい観葉植物のサイズに合わせて選ぶ事がポイント。
- 風で観葉植物が倒されないように、ある程度重量や安定感のある容器を選ぶ。
- 容器は透明のものを選ばないと、観葉植物へ水をやる際に水の量の調節が出来なくなってしまう。
- ハイドロカルチャーは器の底に溜まる水を捨てないので、底に穴の開いている容器は使わない。
容器の底に溜まる水を浄化するカラーゼオライト
ジェルポリマーの使い方の説明書には書かれていませんが、カラーゼオライトもあると良いです。
このカラーゼオライトは、根腐れ防止剤として利用します。
ゼオライトは多孔質の物質ですから、水質を浄化する作用を持っています。
ですから、水道水に含まれる有害な物質を吸着し、雑菌の繁殖を抑える事が出来るのです。
もっと身近な多孔質の物質で言えば、炭をイメージして頂けたら良いかと思います。
実際、私達が使うような浄水器の中にも、ゼオライトが使われています。
また、ジェルポリマーで観葉植物を育てる際には、土にいるような微生物が中に生息しない状態になります。
ですから、観葉植物の根から排出された老廃物は分解されず、そのまま蓄積されてしまいます。
この老廃物が分解されずにそのまま蓄積されてしまうと、観葉植物は根腐れを起こしてしまいます。
ですが、ゼオライトも一緒に入れておけば、観葉植物の根から排出された老廃物を吸着してくれるのです。
そう言う理由からも、観葉植物をジェルポリマーで育てる際には、ゼオライトを一緒に入れておく方が安心なのです。
ちなみに、ゼオライトの効果は半年から1年ほどで弱まってしまいますので、定期的に植え替えを行いましょう。
- カラーゼオライトは多孔質の物質で水質を浄化する作用を持っているので、根腐れ防止剤として利用する。
- 私達が使うような浄水器の中にも、ゼオライトが使われている。
- ジェルポリマーで観葉植物を育てる際には観葉植物の根から排出された老廃物を分解する微生物が住んでいないので、ゼオライトがあると安心。
- ゼオライトの効果は半年から1年ほどで弱まってしまうので、定期的に植え替えを行う。

サンスベリアをジェルポリマーに植え替える流れや管理の方法
サンスベリアをジェルポリマーに植え替える
観葉植物をジェルポリマーへ植え替える際に必要となる材料について、一通りご紹介しました。
引き続き、サンスベリアをジェルポリマーへと植え替える手順について、順を追ってご紹介します。
まず始めに行いたいのが、サンスベリアの根っこに付いている土を水で綺麗に洗い流す作業です。
この時、サンスベリアには大きな負担を与える事となりますので、根っこを傷付けないように丁寧に水洗いしましょう。
そうしたら、まずはゼオライトを容器の底に敷き詰めます。
続いて、ジェルポリマーを容器の底に敷き詰め、サンスベリアを入れます。
そうしたら、サンスベリアの根っこと容器の隙間を埋めるように、残りのジェルポリマーを入れます。
サンスベリアがしっかりと固定されたら、完成です。
- サンスベリアをジェルポリマーへと植え替える際には、まず根っこを傷付けないように土を洗い落とす。
- 器の底にゼオライトを敷き詰めてジェルポリマーを入れたら、サンスベリアを入れて隙間をジェルポリマーで埋め尽くす。
ジェルポリマーへ植え替え後のサンスベリア
植え替え後のサンスベリアは、根っこがまだ土に適応した根っこのままです。
また、根っこの土を洗い流した際のダメージも残っていますので、サンスベリアが一度弱る場合もあります。
ですから、ジェルポリマーに植え替え終わったからと安心するのではなく、サンスベリアの根っこがジェルポリマーに適応するまでは油断出来ません。
また、サンスベリアの状態が安定するまでは、強い直射日光に当てるなどと言った刺激は与えないようにしたいものです。
- 植え替え後のサンスベリアは根っこがまだ土に適応した根っこのままなので、一度弱る事もある。
- サンスベリアの状態が安定するまでは、強い直射日光に当てるなどと言った刺激は与えないようにする。
ジェルポリマーへ植え替えたサンスベリアの水やりや管理の方法
ジェルポリマーへの植え替えを行ったサンスベリアは、水のやり過ぎに注意しなければなりません。
例えば、容器内の水かさを高くすると、水が腐って臭ったり、観葉植物が根腐れを起こす原因になってしまいます。
ですから、土で育てる場合と同様に、サンスベリアへの水の与え過ぎには気を付けるようにしましょう。
ちなみに、容器内に溜める水かさは、5分の1程度に押さえます。
そして、容器の底に溜まっていた水がなくなってから2~3日後、再び容器の5分の1程度の水を注ぎます。
この2~3日間を空ける理由ですが、根を空気に触れさせて呼吸させる為です。
もしも、根が呼吸をする間を作らずに水を注ぎ足してしまうと、サンスベリアは根腐れを起こしやすくなってしまいます。
また、2週間経過しても同じ水がなくならない場合には、水が腐ってしまう前に捨ててしまいましょう。
そして、2~3日後に水を足します。
ジェルポリマーを使って観葉植物を育てる場合、根腐れやカビなどのトラブルを避ける必要があります。
だからこそ、出来るだけ同じ水が容器内に残らないよう、工夫しなければなりません。
また、ジェルポリマーは、水分が抜けると小さくなってしまいます。
ですから、ある程度重量のある観葉植物だと、出来た隙間で倒れてしまう事もあります。
ですので、ジェルポリマーが小さくなったら、水を与えて膨らませます。
それでも観葉植物を固定しきれない時には、新たなジェルポリマーを追加して観葉植物を固定し直すのも良いでしょう。
また、100円ショップのジェルポリマーの場合、約6ヵ月後に栄養素がなくなってしまいます。
そうしたら、液体肥料を水と一緒に加えるようにしましょう。
ちなみに、根腐れ防止剤であるゼオライトは、半年から1年ほどで効果が弱くなってしまいます。
ですから、半年から1年ほど経過したら、新しいゼオライトと入れ替えるようにしましょう。
- ジェルポリマーへの植え替えを行ったサンスベリアの容器内の水かさを高くすると、水が腐って臭ったり、観葉植物が根腐れを起こす原因になってしまう。
- ジェルポリマーを入れた容器内に溜める水かさは、5分の1程度に押さえる。
- ジェルポリマーを入れた容器の底に溜まっていた水がなくなってから2~3日後、再び容器の5分の1程度の水を注ぐ。
- 2週間経過しても同じ水がなくならない場合には、水が腐ってしまう前に捨ててしまうようにする。
- ジェルポリマーは水分が抜けると小さくなるので、水を与えて膨らましたり、新たなジェルポリマーを追加したりする。
- 約6ヵ月後にはジェルポリマー内の栄養素がなくなるので、液体肥料と水を一緒に加える。
- 根腐れ防止剤であるゼオライトは、半年から1年ほどで新しいゼオライトと入れ替える。
ハイドロカルチャー用の種木を使うと便利
ご紹介した観葉植物をジェルポリマーへと植え替える作業ですが、一番難しいのが根っこに付いた土を洗い落とす作業です。
この時に観葉植物の根っこを傷めてしまうと、取り返しの付かない事になる場合もあります。
そこでお勧めしたいのが、ハイドロカルチャー用の種木を植える方法になります。
元々ハイドロカルチャー用として育てられた種木であれば、根っこには土が付着していません。
そして、土を洗う作業がなくなる分、根を傷めて枯らしてしまうと言うリスクは避ける事が出来ます。
ちなみに、今では通販からハイドロカルチャー用の種木を購入する事が出来ます。
非常に便利な世の中になっていますので、ぜひ活用してみて下さい。
- 観葉植物をジェルポリマーへと植え替える作業で一番難しいのは、根っこに付いた土を洗い落とす作業。
- 元々ハイドロカルチャー用として育てられた種木であれば、根っこには土が付着していない。
- 今では、通販からハイドロカルチャー用の種木を購入する事が出来る。

あれって、どう言う仕掛けになっているの??