【要注意】Broad WiMAXのWiMAX 2+通信にも速度制限があるって本当!?

目次
Broad WiMAXのWiMAX 2+通信に対する速度制限には何がある?
Broad WiMAXのWiMAX 2+通信は、メインで利用する通信回線になります。
そんなBroad WiMAXのWiMAX 2+通信を利用する上で、注意しなければならないのが速度制限になります。
と言うのも、Broad WiMAXのWiMAX 2+通信をある一定量以上利用すると、通信速度が遅くなってしまうのです。
このBroad WiMAXのWiMAX 2+に対して適用されるのが、月間のデータ利用量による速度制限と前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限の2種類の速度制限になります。

と言う事で、Broad WiMAXの月間のデータ利用量による速度制限と前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限について、詳しくご紹介します。
これからBroad WiMAXとの契約を考えている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

Broad WiMAXのWiMAX 2+通信に対する月間のデータ利用量による速度制限
冒頭でご紹介したように、Broad WiMAXのWiMAX 2+通信に対しては、月間のデータ利用量による速度制限と前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限の2種類の速度制限があります。
その中の月間のデータ利用量による速度制限について、まずはご紹介します。
Broad WiMAXの月間のデータ利用量による速度制限とは、月始めからの総通信量が7GBを超過する事で適用される速度制限になります。
そして、月間のデータ利用量による速度制限が適用されてしまうと、月末までの通信速度が128Kbpsに制限されてしまいます。

この時の通信量の計算ですが、WiMAX 2+通信を使ったハイスピードモードで利用した通信量だけではありません。
au 4G LTE通信を同時使用するハイスピードプラスエリアモードで利用した通信量も、計算に含まれてしまうのです。
- ハイスピードモード
- WiMAX 2+通信を使った通信モードで、メインの通信モードとなる。
- ハイスピードプラスエリアモード
- WiMAX 2+通信とau 4G LTE通信を同時通信する通信モードで、より広い通信エリアやより高速通信に対応した通信モードになる。
ただし、Broad WiMAXのギガ放題プランと言う料金プランに申し込んだ方であれば、ハイスピードモードで利用したWiMAX 2+通信の通信量に関しては、月間のデータ利用量による速度制限の通信量の計算から免除となります。
通信モード | ライトプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
ハイスピードモード | 7GB | ∞ |
ハイスピードプラスエリアモード | 7GB |
その代わり、Broad WiMAXのギガ放題プランは、月額料金が高くなってしまいます。
ご利用期間 | ライトプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
ご利用開始月 | 2,726円(日割り計算) | |
1~2ヵ月目 | 2,726円 | 2,726円 |
3~24ヵ月目 | 3,411円 | |
25ヵ月目~ | 3,326円 | 4,011円 |
ですので、月に7GB以上の通信量が必要になるのかどうかで、ライトプランに申し込むのかギガ放題プランに申し込むのかを考えるようにしましょう。
そうすれば、あなたにとって最もコストパフォーマンスの良い形で、Broad WiMAXと契約する事が出来るようになります。
Broad WiMAXのWiMAX 2+通信に対する前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限
ご紹介しているように、Broad WiMAXのギガ放題プランに申し込んでWiMAX 2+通信だけ利用する分には、月間のデータ利用量による速度制限が適用される事はありません。
ただし、Broad WiMAXには前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限と言うもう1つの速度制限が存在します。
そして、この前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限は、ギガ放題プランに申し込んだ方でも対象となってしまうのです。
ですので、Broad WiMAXのギガ放題プランに申し込んでいる方であっても、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限についてはしっかりと把握しておく必要があります。
そんなBroad WiMAXの前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限ですが、前日までの直近3日間の合計通信量が10GBを超える事によって実施されます。
この合計通信量についてですが、WiMAX 2+通信とau 4G LTE通信の合計通信量によって計算されます。

ただ、10GBと言われても、その通信量のイメージが湧かないと言う方もいる事でしょう。
と言う事で、10GBの通信量をYouTubeの視聴時間に換算したデータについてご紹介します。
YouTubeの画質レベル | 視聴時間 |
---|---|
超高画質動画 | 約7時間 |
高画質(HD)動画 | 約13時間 |
標準画質(SD)動画 | 約47時間 |
低画質動画 | 約83時間 |
そして、3日間で10GBの通信量を超過してしまうと、18時から翌日の2時までの通信速度が概ね1Mbpsに制限されてしまいます。
ちなみに、この1Mbpsの通信速度ですが、YouTubeの標準画質レベルであれば再生可能な通信速度となっています。

ですので、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限が適用されてしまったからと言って、全く通信出来なくなると言う訳ではありません。
また、速度制限の適用時間は夕方から真夜中に掛けてですので、日中の時間帯なら前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限による影響は受けません。
従って、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限はギガ放題プランでも適用されてしまう速度制限ではありますが、速度制限の適用具合は限定的となります。
ですので、その点は安心して頂いて大丈夫です。
そして、3日間の合計通信量が10GBを超えてしまうと言う方は、高速通信を必要とするものは18時前までに済ませておくようにしましょう。

Broad WiMAXのWiMAX 2+通信に対する速度制限の対策方法
ご紹介しているBroad WiMAXのWiMAX 2+通信ですが、ギガ放題プランに申し込む事で月間のデータ利用量による速度制限は回避する事が出来ます。
一方、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限は回避するのが難しい為、3日間の合計通信量が10GBを超えないように気を付ける必要が出て来ます。
とは言え、前日までの直近3日間の合計通信量が10GBを超えてしまったかどうかなど、なかなか把握出来ない部分だったりしますよね?
そこで利用したいのが、UQコミュニケーションズの提供しているのデータ量通知サービスになります。
このデータ量通知サービスを利用すると、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限が実施される日の13時以降に、メールで通知が届くようになります。
そして、データ量通知サービスのメールが届いたら、18時になる前に高速通信が必要な作業を済ませておくと言う対策を取れるようになります。

そんなUQコミュニケーションズのデータ量通知サービスですが、設定はBroad WiMAXのお客様サポートのページから行います。
ただし、データ量通知サービスの設定には、au Nano IC Card 04 LEの裏面に書かれたICCID情報が必要となって来ます。

ですので、これからBroad WiMAXとの契約を考えている方の場合には、WiMAX端末が届いてからデータ量通知サービスの設定を行うようにしましょう。
今出来る前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限対策としてはかなり有効な方法ですから、ぜひ取り入れて頂ければと思います。
