【重要】Broad WiMAXで7GB以上通信する場合の速度制限への対策方法

目次
Broad WiMAXで7GB以上通信すると速度制限の対象になる!?
Broad WiMAXで月に7GB以上通信すると、速度制限の対象となってしまいます。
その時に適用されてしまう速度制限は、月間のデータ利用量による速度制限になります。
この月間のデータ利用量による速度制限ですが、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードで使用した上り通信と下り通信の合計通信量で計算されます。
そして、月間のデータ利用量による速度制限が適用された後は、月末までの通信速度は128Kbpsに制限されてしまいます。

この128Kbpsの通信速度がどれほどのものなのか、気になる方もいる事でしょう。
そこで、auが作成した128Kbpsの通信速度を再現した動画をご紹介します。
このように、通信速度が128Kbpsに制限されてしまうと、動画の再生は不可能になってしまいます。
それだけではなく、画像の読み込みすらも数十秒待たされてしまいますし、ビデオ通話アプリやネットゲームも出来なくなってしまいます。
ただ、メールやLINE、インターネット上の文字だけを読み込む目的であれば、月間のデータ利用量による速度制限が適用中でも通信を行う事が可能です。
ですが、画像が含まれているサイトを開く際には、画像の部分だけは読み込みがかなり遅くなってしまいます。
では、月間のデータ利用量による速度制限が適用されてしまうきっかけとなる7GBは、どれだけの通信量になるのでしょうか?
この部分に関しては、SoftBankのサポートサイト上で掲載されているデータが参考になります。
通信内容 | 7GBで出来る事 | 1日に換算 |
---|---|---|
メール | 14,630通 | 488通 |
ネットサーフィン | 24,430ページ | 814ページ |
動画再生 | 31時間30分 | 1時間3分 |
音楽のDL | 1,750曲 | 58曲 |
このデータだけを見ると、7GBも通信出来れば十分だと思う方もいるかもしれません。
ただ、実際の通信は複合的に行われますし、上り通信と下り通信の両方の合計通信量で計算されます。

また、再生する動画の画質によっては再生時間が大幅に減ってしまいますし、常時バックグラウンドで通信するようなアプリやソフトも存在します。
更に、パソコンなどのOSのアップデートが行われると、それだけで数GB消費してしまう事もあるのです。
ですから、7GB分の通信量の目安をSoftBankが掲載してくれてはいますが、実際にこれだけ通信出来る訳ではありません。
そこは気を付けるようにしましょう。
ご紹介したように、Broad WiMAXで7GB以上通信すると月間のデータ利用量による速度制限の対象となってしまいます。
ただし、月間のデータ利用量による速度制限が適用される条件は、一部緩和されるケースも出て来ます。
と言う事で、続いてはBroad WiMAXに対する月間のデータ利用量による速度制限が一部緩和される、ギガ放題プランと言う料金プランについてご紹介します。

Broad WiMAXのギガ放題プランであれば、7GB以上通信出来る!
Broad WiMAXと契約する際には、ライトプランかギガ放題プランのどちらかに申し込む形となります。
そして、Broad WiMAXのギガ放題プランに申し込むと、3ヵ月目以降の月額料金が684円高くなってしまいます。
ご利用期間 | ライトプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
ご利用開始月 | 2,726円(日割り計算) | |
1~2ヵ月目 | 2,726円 | 2,726円 |
3~24ヵ月目 | 3,411円 | |
25ヵ月目~ | 3,326円 | 4,011円 |
その代わりに、Broad WiMAXのギガ放題プランへ申し込む事で、月間のデータ利用量による速度制限の適用条件が一部緩和されるのです。
具体的には、ハイスピードモードを利用時の通信量が、月間のデータ利用量による速度制限の計算から免除される形になります。
通信モード | ライトプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
ハイスピードモード | 7GB | ∞ |
ハイスピードプラスエリアモード | 7GB |
そう、Broad WiMAXのギガ放題プランに申し込んでハイスピードモードだけを利用している分には、月間のデータ利用量による速度制限は気にならなくなると言う訳なのです。
つまり、動画の視聴やネットゲームなどをたっぷりと楽しむ事が出来るようになると言う訳なのです。

ただし、ハイスピードプラスエリアモードで月に7GB以上通信した場合には、ハイスピードモードに対しても月間のデータ利用量による速度制限が適用されてしまいます。
ですから、ハイスピードプラスエリアモードを利用する際には、月に7GB以上通信しないようにしましょう。

Broad WiMAXのギガ放題プランであっても、無制限に通信出来る訳ではない
ご紹介しているBroad WiMAXですが、実はもう1つの速度制限が存在します。
その速度制限とは、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限と言う速度制限になります。
この前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限が存在する為、ギガ放題プランに申し込んでハイスピードモードだけを利用していたとしても、無制限に通信出来る訳ではなくなります。
と言う事で、Broad WiMAXのギガ放題プランに申し込む方は、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限について知っておく必要があります。
そんな前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限とは、前日までの直近3日間のハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの合計通信量が10GBを超過する事で適用される速度制限になります。
ここで気になる10GBの通信量についてですが、UQコミュニケーションズがYouTubeの視聴時間に換算したデータを公開しています。
YouTubeの画質レベル | 視聴時間 |
---|---|
超高画質動画 | 約7時間 |
高画質(HD)動画 | 約13時間 |
標準画質(SD)動画 | 約47時間 |
低画質動画 | 約83時間 |
そして、10GBの通信量を超過してしまうと、18時から翌日の2時に掛けての通信速度が概ね1Mbpsに制限されてしまいます。
とは言え、概ね1Mbpsの通信速度が確保されていれば、YouTubeの標準画質レベルの再生は可能となります。

また、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限が適用されてしまうのは夕方から真夜中に掛けてとなります。
ですから、日中しかインターネットを利用しないと言う方であれば、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限は全く考慮する必要すらなくなります。
逆に、夜しかインターネットを利用しない方が10GBの通信量を消費するケースは多くない為、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限が適用されてしまうケースはあまりないでしょう。
一方、一日中インターネットを利用している方だと、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限が適用されてしまいます。
ただ、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限の適用時間は夜間帯ですから、通信速度を必要とするような用途は日中の時間帯で済ませるようにしましょう。
このような形で対策を取っておけば、前日までの直近3日間のネットワーク混雑回避のための速度制限はあまり影響を感じなくする事が可能です。
ぜひ参考にしてみて下さい。
