後悔しない!間違いのないポータブルWi-Fiの選び方

目次
ポータブルWi-Fiにはどんな種類がある?お勧めは?
現在、ポータブルWi-FiはドコモのモバイルWi-FiルーターとWiMAX端末、Pocket WiFiとSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターの4種類に分類出来ます。このいずれのポータブルWi-Fiを使ってもインターネット環境を携帯出来るようになるのですが、ただ、違いもあります。

具体的には、利用料金や利用出来る通信量、通信速度や通信エリアなどに違いがあります。
特に、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターはバリエーションがある為、その特徴を把握していないと思わぬ失敗を招く事もあります。
と言う事で、これから各種ポータブルWi-Fiについて比較して行きます。
それぞれのサービスに最適なユーザーについてもご紹介して行きますから、ぜひ参考にしてみて下さい。
- ポータブルWi-FiはドコモのモバイルWi-FiルーターとWiMAX端末、Pocket WiFiとSIMフリーのモバイルWi-Fiルーターの4種類に分類出来る。
- 各ポータブルWi-Fiによって、利用料金や利用出来る通信量、通信速度や通信エリアなどに違いがある。
- SIMフリーのモバイルWi-Fiルーターはバリエーションがある為、その特徴を把握していないと思わぬ失敗を招く事もある。

ポータブルWi-Fiの選び方4選
通信速度重視の方にお勧めなポータブルWi-FiならドコモのモバイルWi-Fiルーター
ポータブルWi-Fiは無線を使ったインターネットサービスです。
ですので、通信速度面で不安だと言う方もいる事でしょう。
そんなポータブルWi-Fiの中でも、通信速度面でトップクラスなのがWi-Fi STATION N-01Jと言うポータブルWi-Fiになります。

と言うのも、Wi-Fi STATION N-01Jの下り最大通信速度は788Mbpsも出るからです。
ポータブルWi-Fiの機種 | Wi-Fi STATION N-01J | Speed Wi-Fi NEXT W05(HWD36) | Pocket WiFi 603HW | ARIA 2(FTJ162A-ARIA2) |
---|---|---|---|---|
対応する通信回線 | ドコモ | UQ,au | SoftBank | ドコモ,au,SoftBank |
下り最大通信速度 | 788Mbps | 758Mbps | 612Mbps | 150Mbps |
上り最大通信速度 | 50Mbps | 112.5Mbps | 37.5Mbps | 50Mbps |
そんなWi-Fi STATION N-01Jが対応する通信回線はドコモで、PREMIUM 4Gに対応しています。
これだけ速い通信速度を持っていますので、無線と侮る事なく快適なインターネット環境を手に入れる事が出来ます。
ただし、ドコモのポータブルWi-Fiはデメリットも持っています。
それは、月額料金が圧倒的に高く、しかも月に利用出来る通信量に上限があると言う部分になります。
この部分に関しては、引き続きPocket WiFiのメリットと合わせながらご紹介します。
- ポータブルWi-Fiの中でも、通信速度面でトップクラスなのがWi-Fi STATION N-01Jと言うポータブルWi-Fi。
- Wi-Fi STATION N-01Jが対応する通信回線はドコモで、PREMIUM 4Gに対応している。
- ドコモのポータブルWi-Fiは、月額料金が圧倒的に高く、しかも月に利用出来る通信量に上限があると言うデメリットを持っている。
比較的安価でたっぷりと通信したい方向けのポータブルWi-FiならPocket WiFi
前述したように、ドコモのモバイルWi-Fiルーターは月額料金が高く、月に利用出来る通信量も決まっています。
そんなドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合、データプラン(ルーター)とmopera U シンプルプランの合計額となる月額1,400円は必ず支払わなければなりません。
そして更に、ドコモのモバイルWi-Fiルーターではあなたの利用した通信量に応じたパケットパックの利用料金が発生します。
月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GB | 2,900円 |
3GB | 4,000円 |
5GB | 5,000円 |
20GB | 7,000円 |
ちなみに、もしドコモで毎月20GB以上通信するような方であれば、ベーシックパックではなくパケット定額サービスの方を利用する形の方が良いです。
そんなドコモのパケット定額サービスの料金は、次の通りです。
パケットパック | 月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ウルトラデータLパック | 20GB | 6,000円 |
ウルトラデータLLパック | 30GB | 8,000円 |
また、ドコモで携帯電話やスマートフォンを契約中の方であれば、スマートフォンや携帯電話とモバイルWi-Fiルーターのパケットパックを共有出来るシェアオプションにも加入する形となります。

そんなドコモのシェアオプションの月額料金は500円になります。
従って、ドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合には、4,800~9,900円の月額料金を支払い続ける形になると言う訳なのです。
一方、Pocket WiFiサービスの料金プランは次のようになっています。
料金プラン | データプランS | Pocket WiFiプラン2 ライト | Pocket WiFiプラン2 |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,980円 | 2,480円 | 3,696円 |
月間のデータ利用量 | 1GB | 5GB | 7GB |
アドバンスオプション料 | 非対応 | 684円 |
このアドバンスオプションに申し込む事で、Pocket WiFiサービスに対する月間データ利用量の上限がなくなります。
つまり、月に30GBまでしか通信出来ないドコモのモバイルWi-Fiルーターと比べて、圧倒的にたっぷりと通信出来る仕組みになっているのです。

ちなみに、WiMAXサービスの料金プランは次の通りです。
ご利用期間 | Flatツープラスプラン | Flatツープラス ギガ放題プラン |
---|---|---|
ご利用開始月 | 3,696円(日割り計算) | |
1~2ヵ月目 | 3,696円 | 3,696円 |
3ヵ月目~ | 4,380円 |
このFlatツープラスプランは月に7GBまで通信出来る料金プランで、Flatツープラス ギガ放題プランは月間データ利用量の上限がない料金プランになります。
ですので、実はPocket WiFiサービスのPocket WiFiプラン2とWiMAXサービスの価格設定は同条件だったりします。
では、Pocket WiFiサービスとWiMAXサービスは一体何が違うのかと言う話になるかと思います。
と言う事で、続いてはWiMAXサービスの特徴についてご紹介します。
- ドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合、データプラン(ルーター)とmopera U シンプルプランの合計額となる月額1,400円は必ず支払わなければない。
- ドコモのモバイルWi-Fiルーターは、あなたの利用した通信量に応じたパケットパックの利用料金が発生する。
- ドコモで携帯電話やスマートフォンを契約中の方であれば、スマートフォンや携帯電話とモバイルWi-Fiルーターのパケットパックを共有出来るシェアオプションにも加入する形となる。
- Pocket WiFiサービスのアドバンスオプションに申し込む事で、月間データ利用量の上限がなくなる。
- WiMAXサービスのFlatツープラスプランは月に7GBまで通信出来る料金プランで、Flatツープラス ギガ放題プランは月間データ利用量の上限がない料金プランになる。
- 実は、Pocket WiFiサービスのPocket WiFiプラン2とWiMAXサービスの価格設定は同条件だったりする。
広いエリアでたっぷりと通信したい方向けのポータブルWi-FiならWiMAX端末
前述したPocket WiFiサービスとWiMAXサービスの違いですが、月間データ利用量の上限がない条件下での通信エリアの広さになります。
つまり、たっぷり通信出来る状態で通信出来る範囲が大きく異なって来るのです。
WiMAXサービスの場合、Flatツープラス ギガ放題プランに申し込んだ方を対象に、標準のハイスピードモードに対する月間データ利用量の上限がなくなります。
ですから、標準で利用出来る通信エリアの状態のまま、たっぷりと通信出来る形になります。
通信モード | Flatツープラスプラン | Flatツープラス ギガ放題プラン |
---|---|---|
ハイスピードモード | 7GB | ∞ |
ハイスピードプラスエリアモード | 7GB |
一方、Pocket WiFiサービスの場合だと、Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替えた時に月間データ利用量の上限がなくなります。
ただし、Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替えると、標準のFDD-LTE通信が利用出来なくなってしまうのです。

つまり、Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替える事で、ごく限られたエリアでしか通信出来なくなってしまうのです。
そんなWiMAXサービスとPocket WiFiサービスの通信エリアの違いを地図上に表したのが、次の地図です。
ちなみに、Pocket WiFiサービスでアドバンスモードに対応している通信エリアは、青紫色に塗られている範囲のみとなります。

関東エリアでさえこれだけ通信エリアに差がある訳ですから、地方だったらなおさらの事です。
ですので、広いエリアでたっぷりと通信したいのであれば、WiMAXサービスの方がお勧めとなります。
- Pocket WiFiサービスとWiMAXサービスの違いは、月間データ利用量の上限がない条件下での通信エリアの広さ。
- WiMAXサービスの場合、Flatツープラス ギガ放題プランに申し込んだ方を対象に、標準のハイスピードモードに対する月間データ利用量の上限がなくなる。
- Pocket WiFiサービスの場合、Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替えた時に月間データ利用量の上限がなくなる。
- Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替えると、FDD-LTE通信を除くごく限られたエリアでしか通信出来なくなってしまう。

無制限に通信出来るポータブルWi-Fiなら、SIMフリーのモバイルWi-Fiルーター
ご紹介しているWiMAXサービスやPocket WiFiサービスの月間データ利用量の上限がないと言う表現ですが、実は無制限に通信出来る訳ではありません。
と言うのも、WiMAXサービスやPocket WiFiサービスの場合には、3日間で利用出来る通信量は10GBまでと言う決まりがあるからなのです。
そして、3日間で10GB以上の通信を行ってしまうと、WiMAXサービスは18時から翌2時まで、Pocket WiFiサービスは18時から翌1時までの間に速度制限を実施されてしまいます。
この速度制限中の通信速度は、概ね1Mbpsとなってしまいます。
ちなみに、概ね1Mbpsの通信速度ならYouTubeの標準画質レベルの視聴は可能ですが、高画質動画の再生は出来ません。
また、日中の時間帯であれば、速度制限は適用されません。
このWiMAXサービスやPocket WiFiサービスに適用される速度制限が容認出来ないと言う方であれば、レンタルWi-Fiサービスを利用すると言う方法もあります。
と言うのも、レンタルWi-Fiサービスの中には無制限に通信出来るサービスを用意している所もあり、そのサービスであれば厄介な速度制限を気にする必要がなくなるのです。
例えば、SAKURAWiFiのSAKURAアシストMUGENプランもこれに該当します。
利用するポータブルWi-FiはARIA 2(FTJ162A-ARIA2)で、対応する通信エリアはSoftBankのアドバンスモードのエリアになります。

そんなSAKURAアシストMUGENプランの利用料金としては初期費用に8,960円も掛かると言うデメリットがあるものの、月額3,680円でサービスを利用する事が出来ます。
ただし、ARIA 2 (FTJ162A-ARIA2)の下り最大通信速度は150Mbpsですから、速くはありません。
ですから、他のポータブルWi-Fiと比べると通信速度は遅くなりますが、3日間の速度制限が容認出来ない方には選択肢の1つとなります。
そんなSAKURAWiFiのSAKURAアシストMUGENプランについて興味のある方は、キャンペーンサイトを参考にしてみて下さい。

結論!総合的に考えて最もお勧めなポータブルWi-Fiは?
ご紹介して来た各ポータブルWi-Fiですが、結論から言えばWiMAXサービスが最もお勧めとなります。
と言うのも、ポータブルWi-Fiは携帯して持ち歩く訳ですから、広いエリアでたっぷり通信出来ると言う利便性は非常に重要なポイントとなって来るからです。
しかも、WiMAXサービスには様々な取扱店が存在しており、各WiMAX取扱店ごとに料金の設定金額も変わって来るのです。
例えば、Broad WiMAXの月額最安プランに申し込む事で、月額料金は次のようになります。
ご利用期間 | ライトプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
ご利用開始月 | 2,726円(日割り計算) | |
1~2ヵ月目 | 2,726円 | 2,726円 |
3~24ヵ月目 | 3,411円 | |
25ヵ月目~ | 3,326円 | 4,011円 |
このように、ポータブルWi-Fiの契約先をBroad WiMAXにする事で、同じWiMAXサービスをかなり安く利用出来るようになります。
実際に私もBroad WiMAXと契約中で、利用料金の安さを実感出来ています。

ですから、安く利便性の高いポータブルWi-Fiを手に入れたいのであれば、Broad WiMAXをお勧めします。
