契約前に読んでおきたい!一人暮らしのWi-Fi環境、ルーター選びのコツは?

目次
一人暮らしのWi-Fi環境、インターネット回線とルーターの組み合わせがポイントに!
一人暮らしのインターネット環境として、Wi-Fiを使えるようになりたい。
そう考えた時、インターネット回線とWi-Fiルーターの組み合わせが重要なポイントとなって来ます。
特に、インターネット回線の選択は非常に重要で、インターネット契約には2年以上の契約期間の縛りがあります。
ですから、一度契約してしまうと、あまり気に入っていないインターネット環境であっても契約を続けなければなりません。

そんなWi-Fi環境を考える際の選択肢としては、現在光回線と契約して無線LANルーターを組み合わせる方法とモバイルWi-Fiルーターの契約をする方法の2パターンがあります。
この2つの選択肢だけでも、あなたが利用出来るWi-Fi環境は大きく変わって来ます。
そして、一人暮らしのWi-Fi環境として向いているのはどちらの選択肢なのかと言う点についても、明確な判断基準があります。
と言う事で、この記事では、一人暮らしのあなたにとってぴったりなWi-Fi環境を作る為のインターネット回線とWi-Fiルーターの選び方についてご紹介します。
ちなみに、賢い人は知っている!一人暮らし向けのWi-Fi環境を、最もお得な条件で手に入れる方法と言う記事を書いているように、私自身が一人暮らしをしており、快適なWi-Fi環境を手に入れる事が出来るルーターを使っています。
ですから、あなたにとって参考になる情報をお届け出来るかと思います。
ぜひ参考にして頂き、間違いのないインターネット回線とWi-Fiルーターを見付けて下さい。
そうする事で、安くて快適なWi-Fi環境を手に入れる事が出来ます。

一人暮らし向けのWi-Fi環境、安くて便利なルーターの選択肢は?
光回線と無線LANルーターの組み合わせ、一人暮らしのWi-Fi環境としてはどう?
冒頭でご紹介したように、Wi-Fi環境を作る為の組み合わせの1つに、光回線と無線LANルーターを組み合わせると言う方法があります。
この方法の最大のメリットは、無制限に通信出来ると言う部分になります。

ですから、一日中高画質な動画を視聴したり、ネットゲームを毎日何時間もプレイすると言うような用途の方には、第一選択肢となります。
ただし、一人暮らしをしているあなたには、光回線と無線LANルーターの組み合わせはお勧めしません。
その一番の理由は、光回線の通信範囲にあります。
と言うのも、光回線は固定回線と言われる事もあるように、回線工事を行った建物内にインターネット環境が固定されます。
ですので、後ほどあなたが引っ越す際には、インターネット回線をそのまま持って行く事が出来なくなってしまうのです。
ただ、インターネット回線には契約期間の縛りがありますので、引っ越しを理由にこちら都合で解約は出来ません。
ですから、引越し先では、新たな回線工事が必要となってしまいます。
ですが、回線工事には数週間の順番待ちがあり、その間インターネットを利用出来なくなる期間が発生してしまいます。

また、光回線の回線工事は無料ではなく、回線工事費が発生してしまいます。
しかも、回線工事には立ち会う必要があり、休日に回線工事を指定すると工事加算金も支払わねばならなくなってしまうのです。
一人暮らしをしているあなたの場合、今の部屋で一生涯を過ごすと言う事はないでしょう。
ですので、引っ越しと言う問題は、この先必ず出て来ます。
この面倒さを考えると、光回線は一人暮らしのあなたにお勧め出来るインターネット回線ではありません。
そう言う理由から、あなたが選ぶWi-Fi環境としては、モバイルWi-Fiルーターを選ぶ方をお勧めします。
では、光回線と無線LANルーターの組み合わせではなくモバイルWi-Fiルーターを選ぶ事によるデメリットは、何もないのでしょうか?
と言う事で、続いては光回線とモバイルWi-Fiルーターの違いを比較して行きたいと思います。
一人暮らしのWi-Fi環境には、モバイルWi-Fiルーターの方が合っている!?
冒頭でご紹介したように、光回線とモバイルWi-Fiルーターとでは手に入るインターネット環境が大きく違って来ます。
そんな光回線とモバイルWi-Fiルーターの違いを一覧にしたのが、次の表です。
比較項目 | 光回線 | モバイルWi-Fiルーター |
---|---|---|
通信速度 | かなり速い | 実用レベル以上 |
通信量 | 無制限 | 3日間で10GBまで |
回線工事 | 必要 | 不要 |
無線LANルーターのレンタル | 必要 | 不要 |
利用料金 | 高い | 普通 |
通信エリア | 工事を行った建物内 | 通信エリア内 |
利用開始まで | 数週間 | 最短即日 |
この中のモバイルWi-Fiルーターとは、電波を使って基地局との間で無線通信を行います。
ですので、現在一人暮らしのあなたが後に引っ越したとしても、そのままインターネット回線を持ち運ぶ事が出来るのです。

そう言う理由から、現在一人暮らしをしているあなたには、モバイルWi-Fiルーターの方が合っていると言えます。
ただし、光回線と比較をする上で、一番気になるポイントが通信量の部分ではないでしょうか?
と言うのも、モバイルWi-Fiルーターは通信し放題のインターネットサービスではありませんので、必ず通信量に上限が設けられているのです。
その中でも特に多い通信量のルールが、3日間に10GBまでと言う制限なのです。
この10GBと言う通信量の単位は分かりにくいかと思いますので、YouTubeの視聴時間に換算したデータをご紹介します。
YouTubeの画質レベル | 視聴時間 |
---|---|
超高画質動画 | 約7時間 |
高画質(HD)動画 | 約13時間 |
標準画質(SD)動画 | 約47時間 |
低画質動画 | 約83時間 |
この通信量を超えない範囲であれば、モバイルWi-Fiルーターでも快適にインターネットを利用出来る仕組みとなっています。
また、この通信量を超えてしまったとしても、全く通信出来なくなる訳ではありません。
YouTubeの標準画質レベルが視聴出来る程度の通信速度は維持されますし、速度制限の時間帯は夕方から真夜中に掛けてと限定的だったりします。
と言う事で、モバイルWi-Fiルーターには通信量の上限がありますが、そこまで怖がる必要などありません。
そのサービスにおける速度制限のルールを把握しておけば、決められたルールの中で快適にインターネットを利用出来る形になっています。
そんなモバイルWi-Fiルーターですが、現在複数のサービスが存在します。
と言う事で、一人暮らしのWi-Fi環境として、最もお勧め出来るモバイルWi-Fiルーターについてご紹介します。
一人暮らしに最適な、お勧めのモバイルWi-Fiルーターは?
一人暮らしのWi-Fi環境に、ドコモのモバイルWi-Fiルーターはどう?
携帯電話会社として有名なドコモですが、モバイルWi-Fiルーターも取り扱っています。
そんなドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合、月額料金は次のようになっています。
項目 | 月額料金 |
---|---|
データプラン(ルーター) | 1,200円 |
mopera U シンプルプラン | 200円 |
パケットパック | 2,900~8,000円 |
シェアオプション | 500円 |
合計額 | 4,800~9,900円 |
この中でも特に気になって来るのが、月額料金に幅のあるパケットパックの部分ではないでしょうか?
そんなドコモのパケットパックでは、あなたの利用した通信量に応じて月額料金が変動するベーシックパックを採用しています。

では、ドコモのベーシックパックの通信量と月額料金の関係は、一体どうなっているのでしょうか?
そこで、ドコモのベーシックパックの月額料金をご紹介します。
月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GB | 2,900円 |
3GB | 4,000円 |
5GB | 5,000円 |
20GB | 7,000円 |
ちなみに、月間データ利用量が5GBを超えると言う方であれば、ベーシックパックよりもパケット定額サービスの方に申し込んでおいた方がお得です。
そんなドコモのパケット定額サービスの月額料金は、次の通りです。
パケットパック | 月間データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
ウルトラデータLパック | 20GB | 6,000円 |
ウルトラデータLLパック | 30GB | 8,000円 |
と言う事で、ドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合、次の2点がポイントとなって来ます。
- ドコモのパケット定額サービスに申し込んだとしても、月間データ利用量の上限は最大で30GBまで。
- ドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用する場合、月額料金は4,800円から9,900円の間となる。
ただ、ドコモのモバイルWi-Fiルーターを利用した場合、1GBも通信していない状況であっても月額料金は4,800円も取られてしまいます。
ですから、ドコモのモバイルWi-FiルーターはモバイルWi-Fiルーターとしては割高な価格設定となっています。
そう言う理由から、私は一人暮らしのWi-Fi環境にドコモのモバイルWi-Fiルーターをお勧めしません。
もっと少ない負担額で利用出来るモバイルWi-Fiルーターが他にありますので、ドコモへのこだわりのない方はそちらを利用するようにしましょう。
続いては、一人暮らしのWi-Fi環境にWiMAXサービスを利用するケースについてご紹介します。
一人暮らしのWi-Fi環境なら、WiMAXサービスがお勧め!
WiMAXサービスとは、KDDIグループのUQコミュニケーションズが運営しているモバイルインターネットサービスになります。
そんなWiMAXサービスですが、料金プランとしては次の2種類が用意されています。
ご利用期間 | Flatツープラスプラン | Flatツープラス ギガ放題プラン |
---|---|---|
ご利用開始月 | 3,696円(日割り計算) | |
1~2ヵ月目 | 3,696円 | 3,696円 |
3ヵ月目~ | 4,380円 |
WiMAXサービスの中でも月額料金が安いのはFlatツープラスプランですが、月間データ利用量の上限は7GBまでの料金プランとなっています。
ですので、そんなに通信量を必要としない方向けの、ライトプラン的な料金プランになっています。

一方、Flatツープラス ギガ放題プランの月額料金は684円高くなりますが、標準のハイスピードモードに対する月間データ利用量の上限がなくなります。
ですから、動画を視聴するようなたっぷり通信したい方に関しては、Flatツープラス ギガ放題プランの方がお勧めとなります。
通信モード | Flatツープラスプラン | Flatツープラス ギガ放題プラン |
---|---|---|
ハイスピードモード | 7GB | ∞ |
ハイスピードプラスエリアモード | 7GB |
ただし、Flatツープラス ギガ放題プランは、無制限に通信出来る料金プランではありません。
と言うのも、3日間の合計通信量が10GBを超えてしまうと、18時から翌2時までの通信速度が概ね1Mbpsに制限されてしまうからです。

とは言え、概ね1Mbpsの通信速度があれば、YouTubeの標準画質レベルの視聴は可能です。
また、日中の時間帯であればこの速度制限は適用されませんから、文字通り無制限で通信出来ます。
と言う事で、一人暮らしのWi-Fi環境として考えた際に、WiMAXサービスはあなたにお勧め出来るWi-Fi環境となります。
ですから、WiMAXサービスを選択肢の中の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?
続いては、WiMAXサービスの競合サービスとなる、Pocket WiFiサービスについてご紹介します。
一人暮らしのWi-Fi環境、Pocket WiFiサービスは駄目なの?
Pocket WiFiサービスは、SoftBankグループのY!mobileが運営しているモバイルインターネットサービスになります。
そんなPocket WiFiサービスですが、SoftBankとY!mobileとで申し込める料金プランが異なります。

もし、SoftBankでPocket WiFiサービスの契約をする際には、選べる料金プランは4G/LTEデータし放題フラットプランになります。
この4G/LTEデータし放題フラットプランの特徴としては、月額3,696円で月に7GBまで通信出来る形になっています。
一方、Y!mobileで用意されているPocket WiFiサービスの料金プランは、次のようになっています。
料金プラン | データプランS | Pocket WiFiプラン2 ライト | Pocket WiFiプラン2 |
---|---|---|---|
月額料金 | 1,980円 | 2,480円 | 3,696円 |
月間のデータ利用量 | 1GB | 5GB | 7GB |
アドバンスオプション料 | 非対応 | 684円 |
このアドバンスオプションとは何なのかと言うと、Pocket WiFiを月間データ利用量の上限なく通信出来るようになるアドバンスモードを利用出来るようになるオプションサービスの事を差します。
つまり、Y!mobileのPocket WiFiであれば、月額4,380円で月間データ利用量の上限なく通信出来るようになるのです。

ただし、Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替えても、3日間の合計通信量は10GBまでとなります。
つまり、Y!mobileのPocket WiFiプラン2は、WiMAXサービスの料金プランと同じ料金設定になっている訳なのです。
では、WiMAXサービスとPocket WiFiサービスは、どちらの方がよりお勧めなのでしょうか?
この部分について把握する為には、Pocket WiFiのアドバンスモードについてもう少し詳しく知る必要性が出て来ます。
Pocket WiFiをアドバンスモードへと切り替えると、標準で使用していたFDD-LTE通信の利用が出来なくなってしまいます。
その結果、Pocket WiFiの通信速度が遅くなり、対応する通信エリアも狭くなってしまうのです。

一方、WiMAXサービスのハイスピードモードはと言うと、標準の通信モードになります。
ですから、月間データ利用量の上限がない条件下で対応する通信エリアを比較すると、WiMAXサービスの方がPocket WiFiサービスよりも広いと言う事になります。
そんなWiMAXサービスとPocket WiFiサービスの通信エリアの違いを比較したのが、次の地図になります。
ちなみに、Pocket WiFiサービスのアドバンスモードが対応している通信エリアは、青紫色に塗られている範囲のみとなります。

これだけ通信エリアに差がある状態で、Pocket WiFiサービスへ申し込んだとしましょう。
もしあなたが引っ越しをした場合には、引越し先ではアドバンスモードを利用出来ないと言うようなリスクも出て来てしまいます。
ですので、一人暮らしのWi-Fi環境としては、Pocket WiFiサービスよりもWiMAXサービスの方に申し込んだ方が安心でしょう?
従って、あなたにとってお勧めなWi-Fi環境は、WiMAXサービスになります。
そんなWiMAXサービスですが、申し込むのであればBroad WiMAXがお勧めです。
なぜWiMAXサービスの契約先はBroad WiMAXがお勧めなのか、引き続きご紹介します。

一人暮らしに最適なWi-Fi環境はBroad WiMAX!
ご紹介しているWiMAXサービスには、複数の取扱店が存在します。
そして、各WiMAX取扱店はUQコミュニケーションズのMVNO(仮想移動体通信事業者)と言う形になっています。
分かりやすく言えば、UQコミュニケーションズからWiMAX回線を借りて、独自のブランド名で販売をしている形になります。
ただ、元のインターネット回線は同じWiMAX回線ですから、通信速度や通信エリアなどの差はありません。
では、各WiMAX取扱店で何が違うのかと言うと、お得感が大きく違って来ます。
と言うのも、各WiMAX取扱店では独自のキャンペーン特典や料金プランを用意して集客を行っているからです。
そんな中、WiMAX取扱店の比較サイトの記事を読んでいると、一番お勧めされているケースが多いのはキャッシュバックキャンペーンを実施しているWiMAX取扱店になります。
確かに、電卓を取り出して料金の計算をすれば、キャッシュバックキャンペーンの魅力は大きいです。

ただ、実際に自分が申し込むとなると、キャッシュバックキャンペーンだけは避けたいキャンペーンだったりするのです。
と言うのも、キャッシュバックキャンペーンに申し込んでからキャッシュバックを受け取る為には、後ほどキャッシュバック手続きを行わねばならないからです。
そして、WiMAX取扱店の場合ですと、契約から約1年後にキャッシュバック手続きを行わねばならないケースが多くなっています。
ただ、この頃になるとキャッシュバック手続きの事を覚えていられる方と言うのは少なくなりますので、大半の方がキャッシュバックを貰いそこねてしまう形になってしまいます。
この部分については、以前光回線の代理店の紹介していた統計情報が分かりやすいかと思います。
手続き開始月 | 手続きを行った割合 |
---|---|
6ヵ月後 | 6割 |
8ヵ月後 | 4~5割 |
10ヵ月後 | 3割 |
この統計情報に当てはめると、契約から1年後のキャッシュバック手続きは全体の3割未満の方しか覚えていられない事になってしまいます。
こんなに確率の低いキャッシュバックキャンペーンに、あなたは魅力を感じますか?
ですから、貰えないキャッシュバックキャンペーンに申し込むよりも、月額料金が割り引きされるタイプのWiMAX取扱店を選んだ方が安心だったりします。
そして、そう言う選び方をするのであれば、WiMAX取扱店はBroad WiMAXがお勧めとなります。
そんなBroad WiMAXの料金プランは、次の通りです。
ご利用期間 | ライトプラン | ギガ放題プラン |
---|---|---|
ご利用開始月 | 2,726円(日割り計算) | |
1~2ヵ月目 | 2,726円 | 2,726円 |
3~24ヵ月目 | 3,411円 | |
25ヵ月目~ | 3,326円 | 4,011円 |
実際、私自身がBroad WiMAXユーザーであり、これだけ安い月額料金でWiMAXサービスを利用する事が出来ています。
そして、月々の負担が少なくて済みますので、家計のやり繰りも楽だったりします。

次はあなたの番です。
月額料金の安いBroad WiMAXを利用して、安くて快適なWi-Fi環境を手に入れてみて下さい。
