十分な通信速度を持つサービスは?後悔のないインターネット回線選び

目次
通信速度に不満のないインターネット環境を手に入れたい
どのインターネット回線なら通信速度は十分?
安いADSLの通信速度って、実際どうなの?



インターネット環境の導入を考える際、様々なインターネット回線のサービスが存在します。
そして、各インターネットサービスによって、利用料金もピンからキリまであります。
その際、各インターネットサービスの利用料金に大きく関わるのが通信速度になります。
例えば、下り最大通信速度40Mbpsの通信速度のサービスと下り最大通信速度1Gbpsの通信速度のサービスとでは、その料金は大きく違います。
ただ、MbpsやGbpsとか、下り最大通信速度や上り最大通信速度とか言われても、正直良く分からないと言う方も少なくないです。
ですので、何も考えず、取りあえず一番料金の安いADSLの契約をと考える方もいます。
そんなADSLは、光回線が登場する前にメインで利用されていたインターネット回線になります。
ADSLは元々の通信速度が遅く、交換局から距離が離れるほどに実際の通信速度も落ちると言う特徴があります。
それでも、ADSLの月額料金の安さは確かに魅力的ではあります。
ですから、安さ重視の方はADSLが選択肢の中に入って来ます。
ただ、ADSLが主流だった頃に比べて、今は各ウェブサイトのデータ容量が増えています。
特に、動画を視聴する目的の方にとっては、ADSLではスペック不足になる事も少なくないです。
そう言う事もあり、ADSLの取り扱い自体を終了させるインターネット取扱店も存在しています。
ですから、確かに安いのではありますが、ADSLだと実用上の問題が発生してしまう可能性もあります。
ちなみに、ウェブサイトを閲覧したり動画を視聴したりする際には、下りの通信速度が影響する形になります。
その際に、十分そうな通信速度が販売サイト上に表記されていたとしても、それはベストエフォート値になります。
ベストエフォート値とは、最適な条件下での最高の通信速度になります。
ですから、実際に自分が手に入れる事の出来る通信速度ではない点に注意しましょう。
契約後に手に入る実際のインターネットの通信速度が、ベストエフォート値の半分を切る事も珍しくはありません。
だからと言って、インターネットサービスには契約期間がありますので、契約後は2年間ほど契約を続けなければならなくなります。
- 各インターネット回線は、通信速度によって利用料金が変わる。
- ADSLの月額料金は安いものの、実用上の問題が発生してしまう事も。
- 販売サイト上のインターネットサービスの通信速度はベストエフォート値で、実際には半分を切る事もある。
- インターネット回線の契約には契約期間があるので、通信速度に不満があっても解約は出来ない。
光回線なら通信速度は十分なものの・・・
では、通信速度を重視して光回線の契約を行うのはどうでしょう?
一般的な光回線の下り最大通信速度は1Gbps(1,000Mbps)ですし、関東エリア向けに販売されているNURO 光であれば、下り最大通信速度は2Gbps(2,000Mbps)になります。
とは言え、一般家庭であれば1Gbpsも通信速度は必要ありません。
また、どの光回線であっても、十分に実用レベル以上の通信速度を体感する事が出来ます。
ただ、光回線だと別の問題が出て来ます。
それは、回線工事が必要となる点です。
光回線は、回線工事を行うまでの数週間から数ヵ月もの期間、順番待ちをしなければなりません。
また、賃貸に住む方であれば大家の許可が必要となりますし、回線工事に立ち会わねばなりません。
しかも、光回線は引っ越しの度に大変で、再び回線工事が必要となります。
その際には、再び回線工事を行うまで、インターネットを利用出来なくなってしまいます。
光回線の回線工事費は、初回だけキャンペーン特典で無料になる所もあります。
ですが、引っ越しの際にはキャンペーン特典が適用されませんし、回線撤去工事費も掛かります。
だからと言って、光回線には契約期間がありますので、引っ越しを理由に解約は出来ません。
ここが、光回線を利用する際のデメリットになります。
- 光回線の通信速度は実用レベル以上あるものの、回線工事が必要となる。
- 回線工事には立ち会う必要があり、数週間から数ヵ月の順番待ちがある。
- 引っ越しを行う度に回線工事が必要となるものの、それを理由に解約は出来ない。
通信速度や回線工事に対する悩みを解決出来るモバイルインターネットサービス
そうなると、回線工事の必要ないインターネット環境があれば、非常に便利だと思いませんか?
それでいて、通信速度も十分あれば理想的です。
・・・でも、そんな都合の良いインターネット回線などあるのでしょうか?
実は、そう言う方にはモバイルインターネットサービスがお勧めです。
と言うのも、モバイルインターネットサービスは無線を使いますので、回線工事の必要がありません。
そして、1~7日ほどで届く専用端末の電源を入れれば、その場でインターネットを利用開始出来ます。
ただ、無線だと通信速度や安定性は大丈夫なのか心配になる方もいますよね?
ですが、実は最近のモバイルインターネットサービスは、技術がどんどん進んでいます。
例えば、下り最大通信速度が708Mbpsも出るSpeed Wi-Fi NEXT W04(HWD35)と言う通信端末も存在します。
そう言う特別速い通信端末を利用しなくても、最近のモバイルインターネットサービスの端末であれば、実用レベル以上の通信速度を出す事が出来ます。
ですから、利便性と通信速度の両方を手に入れたい方であれば、ADSLや光回線よりもモバイルインターネットサービスの方をお勧めします。
- モバイルインターネットサービスであれば、回線工事に対する不安はなくなる。
- モバイルインターネットサービスであれば、端末が届いた段階でインターネット環境を手に入れる事が出来る。
- モバイルインターネットサービスの通信端末は、実用レベル以上の通信速度を出す事が出来る。
モバイルインターネットサービスの中でも、特にお勧めなインターネット回線は?
WiMAXサービスとY!mobileのPocket WiFiサービス、どちらがお勧め?
モバイルインターネットサービスとひとえに言っても、実は色々なサービスがあります。
その中でも、特に人気なのがWiMAXサービスとY!mobileのPocket WiFiサービスでしょう。
なぜWiMAXサービスとPocket WiFiサービスが人気なのかと言うと、どちらのインターネット環境も月間のデータ利用量に対して上限がないからです。
ですから、他のモバイルインターネットサービスと比べると、比較的たっぷりインターネットを利用する事が出来ます。
では、WiMAXサービスとPocket WiFiサービス、どちらの方がお勧めなのかと言う話になる訳ですが、利便性的にはWiMAXサービスの方がお勧めです。
その理由は、月間のデータ利用量の上限をなくす方法になります。
WiMAXサービスの場合、UQ Flat ツープラス ギガ放題プランに申し込む事で、標準の通信モードであるハイスピードモードの月間のデータ利用量の上限がなくなります。
一方、Pocket WiFiサービスの場合、アドバンスオプションに申し込み、月間のデータ容量が7GBを超える前にアドバンスモードへと切り替えなければなりません。
一度月間のデータ利用量が7GBを超えてしまうと、その後アドバンスモードに切り替えても、月末まで速度制限が適用されてしまいます。
ですから、WiMAXサービスと比べると、いちいち通信モードを切り替えなければならないと言う面倒が生じます。
また、Pocket WiFiをアドバンスモードに切り替えると、通信エリアはAXGPのエリアに限定されてしまいます。
つまり、通信エリアが狭くなり、しかも、通信速度が落ちる状態で通信を行わねばならなくなってしまいます。
ですので、総合的な利便性を考えると、モバイルインターネットサービスはWiMAXサービスの方がお勧めなのです。
- モバイルインターネットサービスの中でも、特に人気なのがWiMAXサービスとY!mobileのPocket WiFiサービス。
- WiMAXサービスのUQ Flat ツープラス ギガ放題プランに申し込んでハイスピードモードを利用する場合、月間のデータ利用量の上限がなくなる。
- Y!mobileのアドバンスオプションに申し込んでPocket WiFiのアドバンスモードを利用する場合、月間のデータ利用量の上限がなくなる。
- 月間のデータ利用量が7GBを超えてしまう前にアドバンスモードに切り替えないと、月末まで速度制限が適用されてしまう。
- Pocket WiFiのアドバンスモードを利用すると通信エリアが狭くなり、通信速度も遅くなる。
WiMAXサービスを利用する際の注意点
ご紹介しているように、WiMAXサービスであれば回線工事が必要ありません。
しかも、WiMAXサービスであれば、十分に実用レベル以上の通信速度でのインターネット環境が手に入ります。
ですから、WiMAXサービスであれば、非常に快適なインターネット環境が手に入ります。
ただ、WiMAXサービスはモバイルインターネットサービスの一種ですから、速度制限は切り離せません。
つまり、ADSLや光回線とは違い、WiMAXサービスは通信し放題のインターネット回線ではありません。
ご紹介したように、WiMAXサービスのUQ Flat ツープラス ギガ放題プランに申し込む事で、月間のデータ利用量の上限はなくなります。
ですが、ネットワーク混雑回避のための速度制限は適用される可能性があるのです。
このネットワーク混雑回避のための速度制限ですが、直近3日間の合計通信量が10GBを超える事で適用されます。
この10GB分の通信量の目安ですが、YouTube動画の視聴時間に換算すると以下の形になります。
YouTube動画の画質 | 視聴時間の目安 |
---|---|
超高画質動画 | 約7時間 |
高画質動画(HD) | 約13時間 |
標準画質動画(SD) | 約47時間 |
低画質動画 | 約83時間 |
あなたが基本的に視聴するのは、高画質動画(HD)か標準画質動画(SD)になります。
これだけの時間動画を視聴出来る訳ですから、一般家庭であれば通信量を超過するリスクは高くないでしょう。
また、この通信量を超えてしまったとしても、速度制限が適用される時間帯は18時から翌2時までとなります。
そして、速度制限中であっても、YouTube動画の標準画質レベル(SD)なら視聴が可能です。
逆に、2時から18時までの間であれば、ネットワーク混雑回避のための速度制限は適用外となります。
- WiMAXサービスであれば回線工事は必要なく、実用レベル以上の通信速度でインターネットを利用出来る。
- WiMAXサービスのUQ Flat ツープラス ギガ放題プランに申し込んでいたとしても、ネットワーク混雑回避のための速度制限は適用される可能性がある。
- ネットワーク混雑回避のための速度制限は、直近3日間の合計通信量が10GBを超えると適用される。
- ネットワーク混雑回避のための速度制限が適用されたとしても、適用時間は18時から翌2時まで。
- ネットワーク混雑回避のための速度制限が適用されたとしても、YouTube動画の標準画質レベル(SD)は視聴が可能。
まとめ
WiMAXサービスに申し込む際の注意点
ご紹介して来たように、利便性の高いインターネット環境を手に入れたいと言う方にはWiMAXサービスがお勧めです。
ネットワーク混雑回避のための速度制限にさえ気を付けておけば、通信速度も十分実用レベル以上で楽しめます。
しかも、WiMAXサービスはモバイルインターネットサービスですから、インターネット環境を外に持ち出す事が出来ます。
回線工事が不要と言うだけでもメリットは大きいですが、どこからでもインターネットを利用出来ると言う利便性まで付いて来ます。
せっかくですから、この利便性の高いWiMAX環境を手に入れてみて下さい。
そんなWiMAXサービスですが、様々な取扱店が存在しています。
そして、どのWiMAX取扱店から申し込み手続きを行うのかによって、手に入るWiMAX環境が違って来ます。
この点については別の記事で詳しくご紹介していますので、良かったら参考にしてみて下さい。
- ネットワーク混雑回避のための速度制限にさえ気を付けておけば、WiMAXサービスは利便性が高い。
- WiMAXサービスはモバイルインターネットサービスですから、インターネット環境を外に持ち出す事が出来る。
- WiMAXサービスには様々な取扱店が存在し、契約先によって手に入るWiMAX環境も異なる。